世界の端からダイビング

たまきが書いてます。

【再掲】打首獄門同好会 獄至十五 長崎 ライブ覚書

2019年6月27日(木)打首獄門同好会 獄至十五ツアー 長崎DRUM Be-7の覚書

 

※せっかくブログ開設したので、過去にツイッターに書きちらかした文章を置いておこうと思います。

 

なんというか‥覚書です。

これがものすごく長い。

今思えば、こんな長い文章をツイッターで連ツイしたって嫌がらせか‥!って思うんですが、めちゃめちゃ幸せなライブ後で思考が沸騰してたんですよね‥。フォロワーさんが少なかったとはいえ‥テロかよ‥。

ほんと、その時読んでくれた方ありがとうしかないです。

 

読み返してむず痒くなりますが、沸騰してたんだなと思って生暖かい目でみていただければ嬉しいです。

 

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(ここから本編)

もうね、愛が重い。すごく長くなりそう。年1か2のライブに賭ける地方民の重さが出ちゃう。

まさかの良番が取れてしまったので、人生初の最前列かぶりつきでした。想像よりモッシュもダイブもなく(長崎だから?)堪能しました!

 

 

まずは対バン・バックドロップシンデレラ
初めてのバクシン。登場した途端に「本物!」と思う。
一徳さんの色気がすごい!あゆみさんはあゆみさんとしか言えないオーラばんばん、最初からダイブで飛ばしまくる。渉さんのアフロは想像以上、ギターの手元も想像以上の動きですごい。キャナコさんは、ただただもう細くて美しい!!!

 

あゆみさんが長崎県佐世保の出身なので、お帰りなさい感満載。バクシンの長崎ライブは10年ぶりだそう。


MC渉さん「いや、いろいろあったんですよ」


「10年前のライブの時、予約客が一人もいなくて。一緒に出る他のバンドの予約客もいなくて、これはほんとに一人か二人かなーと思って」

 

「ぶらぶら外に出たら、やたら猫がいて」


「どうにか猫にこう・・・チケット代をくくりつけてライブハウスに連れてこれないかと。チケット代は俺がだすから、こう、くくりつけられないかと」


「お客さん一人でも猫が周りにいっぱいいたらさみしくないでしょ」

会場大爆笑。

 

「フェス出して」大好きだから聞けて良かった!
曲の途中MCで渉さんから「スラムダンク風に聞きたいなぁ」のフリで

あゆみさん「スカイジャンボリーに・・・出たいです・・・!(膝から崩れ落ちる)」

本気の演技!

 

スカイジャンボリーは長崎のフェスです。10-FEETがすごい初期から常連で出てます。
バクシンに出てもらうにはどうしたらいいの?エフエム長崎にメールしたらいいの?!)

 

バクシンで聴けたらいいなぁって思ってた「サンタマリアに乗って」。イントロ来た時はひゃあーって嬉しくて、歌詞が改めてすばらしくて泣くかと思った。
そしてウンザ踊るのって難しいと知った。練習必要だったやつか!

 

あとは

歌わなきゃジャクソン
池袋のマニア化を防がNIGHT
本気ウンザ
さらば青春のパンク

だったと思います。順番は忘れてるし何か抜けてる気がする。

 

とにかく最後までぶっ飛ばしてくれて脳内スパークしちゃうライブでした!途中渉さんのギターが凄すぎて私の耳のキャパを超えたのがわかっちゃうぐらい、超絶。
かっこよかったです!

 

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バックドロップシンデレラが終了。幕間でステージに暗幕が降り、少ししてPAチェックのためのドラムの音が。

つまりあすかさんがそこにいる!ひえぇ、音が近い。

 

最前列にいたので、暗幕を隔てた2メートルか3メートルの向こうにあすかさんが・・・てことはもうすぐそこに会長が・・・と思うだけで脳内テンションが最高潮。
ほどなくしてギターの音が聞こえてきたときにはもうなんか変なアドレナリンがどばどば出てるのが分かります。

姿は見えないのに音だけで感じる気配が、こんなにも人を熱狂させるものなのか。

 


幕が開いて、SEはもちろん池袋マニア化、きたきたーってフロアもガッと盛り上がる。

もちろん一発目は「こどものねごと」!オッケー長崎あそぼうぜ!

2曲目の「パ」。ハーハハハーハーハーハー、ときたからやっぱりオチは長崎ネタかな?何だろ何だろ?わくわくしてたら、まさかの「ハウステンボス」!語呂がキレイ!

 

それから怒濤の「YES MAX」。このあたりで私の記憶メモリがすでに容量いっぱいに近づいたらしく、記憶があやふや。思いついた順にいきます。

 

「私を二郎に連れてって」「シャキッと!コーンのうた」で暴れて踊って。


会長「長崎は、魚の漁獲量全国一位だそうですね!」というMCからの「島国DNA」。

フロアにおなじみのマグロ(浮き輪)が投入される。楽しい!こんなに楽しかったんだ!


MC。

会長おもむろに法被をはおり、風乃海くんは提灯を掲げる。会長からからひとしきり浜松と浜松まつりのご紹介のあと、「長崎にもくんちというまつりがあって、なんか回るそうじゃないですか!」というフリで「HAMAMATSU」。
フロア中段で練りが始まる。


私はもう前しか見てなかったからわからなかったけど、終了後会長から「高速で回ってました」とのお言葉。
長崎くんちは街中で船を回すんだけど、回る速さが速いほど、回数が多いほどエライのだ。


どこのタイミングだったか忘れましたが、MCで覚えてるところを。

会長「仲良くしているバンドに長崎出身のバンドマンが3人います。バクシンあゆみさん、URBANフェチ、ニガミ17才がいまして、どれも濃い。長崎とんでもないところだなと」


このお三方は全員、長崎県佐世保の人なのですよね。確かに佐世保はやばい。米軍基地があって、本格的なバーで演奏できるところがあって、音楽も本気度が高かったりする感じ。
若りしころはURBANフェチのラジオや、ニガミの前のバンドである嘘つきバービーを聴いたりしてたので、こんなところで人々がつながっているなんて面白いなぁ!

 

ギターを赤に変えて「はたらきたくない」(前奏ばっちりでした)。愛あふれる「猫の惑星」。

この辺であすかさんも会長も汗がポタポタ落ちるほど汗だくで、ステージの熱さがフロアの比じゃないことを感じる。


会長から「6月だけど、今は冬だ。寒いんだ」と暗示をかけられ(まんまとかかる私)「布団の中から出たくない」。
「おやつの時間です」とうまい棒が配られて「ビジネスのお時間です」で物販紹介。いよいよあれだ、私が一番楽しみにしてた「デリシャスティック」だ。


遮るものがない場所からの「デリシャスティック」は、イントロのギターが、続くドラムとベースが、直接体に入ってくるようだった。
本当にたった3人で演奏してるんだろうか。

 

そして重くて密度の濃い音が始まったと思ったら続く歌詞は「たこ焼き、チーズ、コーンポタージュ」で、毎日のように聞いて、毎日クスッと笑ってしまう。
この打首の音楽の真髄ともいえる音と歌詞のギャップに、いつもやられてきた。それをこんなに近くで、爆音で、聴けている。


この曲の時はいつも会長の目がことのほか鋭くて、世の中の理不尽な何かと戦う目をしていて。

私はこの目を見たくて、勇気を出して最前列に来たんだ、と思う。


うまい棒が踊る最高潮の盛り上がりの中でフロアが二手に分けられ「きのこたけのこ戦争」。
もみくちゃになりつつ「歯痛くて」。
文字通り踊りまくった「踊るポンポコリン」。楽しい!!!


「梅雨入りが遅れて、農家の方は困った事でしょう、今年のお米の豊作を祈って!ご唱和ください!」
「日本の米は世界一」!

 

大好きな曲だしめちゃくちゃに盛り上がるし普段は絶対でない大きな声出して気分は最高だけど、ラストの曲だって思うとやっぱり寂しくなってしまう。

終わっちゃう、終わらないで。

 

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アンコールのかけ声、長崎は何をしても「もってこーい」が定番。
最初から!も好きだけど、やっぱり長崎ならではの「もってこーい」をかけたいなーと思っていた。長崎のライブならどこからか「もってこーい」が聞こえてくるものなのだ。

 

でもどこからも声が出ない。

フロアはざわざわしているけど、肝心のアンコールの第一声が出ない。

あれ?アンコール、しないの?!

こんなに間が空くなんて!?

アンコールかけないなんて、ありえない!!

 

私はアンコールのかけ声でみんなを誘導しちゃうような、そんなタイプでは決してない。でも、こんなに間が空くなんていやだった。

せっかく遠い道のりを来てくれた彼らに少しでも返せるものがあるとすれば、このアンコールだけだった。ここで声を出さないわけにはいかない。

 

もってこーい!もってこい!

恥とか全部かなぐり捨てて死ぬ気で声を出すと、横から後ろから、もってこーいの声が聞こえてきた。すごく嬉しい。

もってこーい!もってこい!

もってこーい!もってこい!

 

めちゃくちゃ緊張した。

今までのライブで、私は誰かの声の後ろに乗っかるだけだったのをものすごく反省した。こんなに緊張するものだとは!

そして後に続いてくれる声の人が、すごーく大好きになってしまった。顔見えないけど。本当にありがたい。

 

自分が上げ続けないと途切れてしまいそうで、ずっと声を出し続ける。

大丈夫、届いてるはずだ。

予定調和のアンコールでも、この声が大きければ大きいほど気持ちが届くはずだ。

 

 

最初に戻ってきてくれたのはじゅんこさんと風乃海くんだった。なんとお手てつないでた!かわいい。

こんなにアンコールが嬉しいのは初めてだ。

 

会長「アンコールのかけ声がご当地なのは、青森と長崎の二県だけ。青森はラッセーラ

「やっぱりなんか・・・アガるね」


!!!


このアガるね、の一言がすごく嬉しかった。一生ものの嬉しさ。絶対忘れないと思う。

ちょっとでも長崎いいねって思ってくれたなら、これ以上の嬉しいことはない。

 

ライブはこんな一瞬をくれる場所だ。その人にとってその時一番必要な音、言葉、表情が、まさに今しかないという瞬間を狙ってシンクロする。一生忘れない思い出になる。

 

 

もうほんと記憶なくて悔しいけど、この辺でバクシンとは長い付き合いで〜といった話をしたと思う。それで

 

会長「次にバクシンが長崎でライブをやるときには(きっとバクシンが呼ぶ方だから、もってこーいの声を)あゆみさんにかけてあげてください」

 

会場大きな拍手。すごいバクシン愛が感じられるMCでした。
その時は行く!約束します!

 

で「フローネル」始まって。
ハイライトはネコのせりふ後半から。
いつもは「あーバイトだるいー」で始まるところが

 

会長「ヴァーーー」
(なんか長い。フロアクスクス笑い)

「ヴァーーーー」
あすかさん「長いよ」のツッコミ。


「バイトだるい」

 

会長「バイト先の店長、絶対猫好きなんだよなー、俺のことじとーっとした目で見てくるんだよな-」
「やだなー、もうバイト辞めたい、ん?あっ、バイト、辞めちゃえばいいんじゃないかー!」

 

で、バクシン全員がステージ乱入。
あゆみさん→一徳さん→キャナコさん→渉さんの順にバクシンの「バイトやめよ」を熱唱。
打首メンバーも含め、みんなめちゃめちゃ楽しそうで。
仲良し感がすごい!!

 

じゅんこさんどうぞのコーナー。

「控え室のモニターで見てて、バクシン盛り上がってんじゃん、すごく」
「で、チアリーダーみたいにポンポン持って応援に来てる人いるんだー、って」


「違う、渉さんの頭だったんだ!って」


なーんとぉーーー!?

会場大爆笑。

 

このコーナーは公式Twitterで映像が上がってましたが、カットされてた部分がちょっと良かった。

会長は最初気づいてなかったんだけど、みんなが大爆笑してる間に渉さんがしれっと風乃海くんの隣に来てて。
黙ってちょっと頭フリフリしたりしてかわいい感じで。


そこでドラムがタッタカタンって入って歌い始めたんだけど、歌ってる途中で会長が渉さんに気付いて目が合って。

そこで「なんだ、いたのかよ」って感じでフフッと苦笑したのがもう、仲良し?!仲良しなのね?!って感じの笑い方で。
すごくいいもの見れました。


それと同時にじゅんこさんが
「アフロ!最高!」ってアドリブ入れてきたのを、即座にあすかさんも会長もアフロ!ってやってるのもすごかった。アドリブなのかな?

どっちにしても会場のアフロ最高!の声はカオスでした。

 

長崎レポこれで終了ですー!あら、何か達成感。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。